汗とニオイのコラム

ワキガはなぜ起こる?ワキガのメカニズムを知ろう!

どんな人がワキガになりやすいか?そう質問されたらどう答えますか?


・不潔にしている人がワキガになる
・太っている人がワキガになる
・肉食の人がワキガになる

 

これら全てが的外れな偏見です。

 

 

ワキガの原因はアポクリン汗腺

人間の汗は2種類存在します。
アポクリン汗腺からの汗とエクリン汗腺からの汗。
エクリン汗腺は体温調整の役割を持っていて、汗の成分の99%は水分なので、臭いはほとんどありません。

ワキガと深い関係にあるのはアポクリン汗腺。
ここから分泌される汗はタンパク質・糖類・アンモニア・鉄分・脂質・脂肪酸など、臭いに発展する物質が多く含まれています。

 

 

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ここでもう一度質問! どんな人がワキガになりやすいか?
 
ずばり言いましょう!
「アポクリン汗腺の量が多い人」それがワキガになりやすい人です!

 

 

ワキガは9割近くが遺伝です

ワキガは遺伝ですよと言われて「いえいえ、私は大人になってから突然ワキガになったんです。なにか違う原因があるはず!」そう思う方もいらっしゃいますよね。
つまりはこういうことです。
大人になって突然にワキガになったのは、元々存在していたアポクリン汗腺の活動が体の成長に伴い活発化した。言い換えれば、子供の頃からのワキガ体質が本格的に表面化してしまったということなのです。

 

アポクリン汗腺の量が多くても、汗腺の活動がストップしていればワキガにはならないのですが、このように「体の成長」や「妊娠出産」また「ストレス」が引き金となって汗腺の活動が始まる可能性があるのもワキガの特徴と言えます。

 

「体の成長」

ほとんどの方が思春期にワキガの症状が現れ始めます。これはホルモンバランスの乱れや急激な体の成長が汗腺の活発化を引き起こすためです。

「妊娠出産」

ホルモンバランスの乱れが生じることで、一時的に汗腺が活発化し、ワキガが強くなる場合があります。

「ストレス」

ストレスは汗腺を刺激する要因です。過度のストレスによって今まで活動していなかったアポクリン汗腺が刺激されワキガになることがあります。

 

 

 

ワキガからは逃れられない?

アポクリン汗腺は誰にでも存在します。ただワキガになるほどの量ではないというだけで、ワキガの原因になる要素は誰にでもあるということです。その量が多いか少ないかがワキガになりやすい人orなりにくい人の分かれ道。そして、その多い少ないは遺伝によるもので、体質として生まれながらに組み込まれています。

 

では、ワキガは逃れなれない宿命か?

そんなに悲観することはありません。

臭いの対策はいくらでもできますし、近年、ワキガ治療はめざましく進化をとげています。

 

大事なことは2つ。

 

ワキガについて正しい知識を身につけること。

 

1人で悩まずに専門医に相談すること。

 

 

ワキガ改善の扉は大きく開かれています。

 

 

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