機器によるわきが・多汗症治療
- 機器による治療の治療時間はどのくらいかかりますか?
- 治療時間は、通常40分前後です。
- ビュークールはどのくらい効果がありますか?
- アポクリン腺とエクリン汗腺、両方を焼却・破壊しますので高い効果が望める治療法です。
- ビュークールは1回の治療で完治しますか?
- 個人差はありますが、通常1回の治療でほとんどの方が気にならなくなります。2回照射を行うこともあります。
- わきにわきが手術の傷跡がある場合でもビュークールで治療はできますか?
- 治療可能です。わきがの外科治療を受けた方の再治療としても行っています。
- ビュークールの治療は年齢制限はありますか?
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治療に年齢制限はありませんが、治療中に安静を保てる年齢からになります。小学校高学年頃から治療を受けられる方もいらっしゃいます。未成年の方は、保護者の同伴が必要になります。
同意書をダウンロード後、必要事項をご記入の上、来院時にご持参ください。 - ビュークールの治療は治療後に痛みや腫れはありますか?
- 個人差はありますが、赤みに伴う、ヒリヒリとした感じは感じることがあります。ヒリヒリ感は通常数日で落ち着いてきます。
- 脱毛をしていますがビュークールの治療は受けられますか?
- 脱毛で通院中の方は一度脱毛を中断していただきます。ウルセラクール治療後約1ヶ月後より脱毛治療が可能です。
- ビュークールの治療後のケアは何か必要ですか?
- 施術後、当日から通常通りの生活が出来るのが一つの大きなメリットです。しかし、わきの皮下組織は熱傷をしたような状態ですので、激しい運動は避けてください。
わきが・多汗症
- わきがは遺伝ですか?
- わきが(腋臭症)は家族性があり、遺伝の影響を受けます。耳垢が湿っている場合は、80%にわきががあります。
- わきがはわきのニオイだけですか?
- わきがはわきだけでなく、耳の穴、乳輪、陰部からも匂うことがあります。またわき毛が多く、衣服も黄ばみやすくなります。
- わきがのニオイは悪化することがありますか?
- 二次性徴に伴い思春期以降にニオイが強くなったり、20代にピークとなることが多いです。また女性では月経前と月経後でニオイが強くなります。食事では、動物性脂肪やコレステロールの摂取は、皮脂の分泌を増加させるため、ニオイが強くなる原因となります。
- どのような検査がありますか?
- 当院ではニオイを測定する機械を使用してニオイの強さを数値化しています。その他にガーゼテスト法やアポクリン汗腺の分泌負荷試験があります。
- ニオイの強さにはどのような基準がありますか?
- ステージⅠのまったく匂わない~ステージⅤの電車などで人を間に挟んでいてもわかるの5段階があります。判断が医療者側の主観的判断になってしまうのでデメリットです。
- 診断基準はありますか?
- 定量的な確実な検査方法ないため、問診や嗅覚による診断、ご本人様からの申告により診断を行います。
- わき毛の処理は効果がありますか?
- ニオイの改善効果があります(グレードC1)。わき毛の処理によりニオイの軽減効果があります。わき毛はニオイの拡散に影響していると言われています。医療レーザー脱毛もニオイ軽減についての報告があります。自己処理での不適切な処理は埋没毛や毛嚢炎の原因となることがあります。
- 医療レーザー脱毛でわきがは治りますか?
- 医療レーザー脱毛は、毛の毛根部分を選択的に破壊して脱毛を行う治療です。ニオイの原因となるアポクリン汗腺までダメージが届かないので直接的なニオイの治療効果は得られません。
- エステサロンでの光治療などの除毛はわきがに効果がありますか?
- エステサロンでの除毛は永久脱毛ではなく、アポクリン汗腺への影響もなため、脱毛効果・ニオイ改善効果共にありません。永久脱毛行為は、厚生労働省より医療行為とされています。エステサロンで永久脱毛を行うことはできません。
- 多汗症を抑える飲み薬はありますか?
- 多汗症を直接抑える飲み薬はありません。
- 多汗症の塗り薬は効果がありますか?
- 塩化アルミニウム溶液などの塗り薬は、アポクリン汗腺への直接的な作用はありませんが、わきを乾燥させることで常在菌を減らし、ニオイを軽減させることが可能です。当院ので取り扱いはありません。
発汗抑制注射
- 痛みはありませんか?
- 脇の治療の場合、事前に脇をよく冷やしながら感覚を鈍らせた後治療します。痛みに敏感な部分(手のひらなど)はガス麻酔や静脈麻酔を使用して眠っている間に治療します。(麻酔代が別途かかります)
- 傷は残らないのですか?
- メスは使わず注射だけの治療法なので、傷跡の心配はありません。
- 効果はどのくらい続くのですか?
- 個人差はありますが、平均的に約6ヶ月弱です。定期的に治療されている方の中には、約1年効果を実感される方もいらっしゃいます。
- 身体への影響はありますか?
- 治療に使用する量は微量で、全身に作用する量と比較すると、はるかに少ない量(数百分の一)です。ただし、妊娠・授乳中の方は治療を受けることができません。
- 健康保険の適用は受けられますか?
- 健康保険は適用されません。お客様のご希望に合わせて、3つのお支払い方法をご用意しております。低金利医療ローンもご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
- わきがのニオイに効果はありますか?
- ニオイの原因となるアポクリン汗腺には発汗抑制注射は効果が得られませんが、エクリン汗腺をブロックすることでわきの乾燥によりニオイの軽減効果はあります。
手術による治療
- わきがの手術は痛いですか?
- 手術は局所麻酔(わきの部分的な麻酔)により行います。手術や麻酔や不安の強い方は、ガス麻酔の併用も可能です。
治療術後の痛みについては、痛み止めをお渡しします。通常治療後の初日に1~2回使用する程度です。
※ガス麻酔の併用は、別途50,000円(税抜)が必要になります。 - 手術の時間はどのくらいですか?
- 両わきで約60〜90分で終了します。(ただし個人差はございます)
- わきがの手術をしても再発の可能性はありますか?
- 一度取り除いたアポクリン腺は再生しませんのでご安心ください。万が一「わきが臭」の再発が認められた時は、保証制度で対応させていただきます。
- 傷跡は残らないですか?
- もともと存在する脇のしわに沿って切開しますので、術後の時間の経過と共にしわに隠れて目立たなくなります。
- わきがの手術で脇の汗も減りますか?
- わきの汗は残念ながらあまり減りません。汗を出す汗腺は再生するためです。汗を出す汗腺も全て取り除いてしまおうとすると皮膚を必要以上に薄く削る結果になり、長期にわたる合併症の可能性が高くなります。
- 治療後の制限はありますか?
- 傷の回復を促すために、手術後約1週間はあまり腕を頭の上に上げないようにしていただく必要があります。
- 保険診療のわきが手術と何が違うのですか?
- 保険が適用されるのは、わきがの症状が重篤で、生活・仕事に支障があると認められた場合のみです。ただし保険診療の場合、手術費は抑えられますが、検査・入院・アフターフォローの通院・投薬のたびに支払いが必要なことも多くあります。当クリニックは自由診療ですが、アフターフォローも全て含めた費用となっていますので安心です。
- 他にどのような手術方法がありますか?
- 当院では行っていませんが、交感神経破壊術や交感神経離断術があります。多汗症に効果がありますが、わきがには効果がありません。合併症である代償性発汗や手の平の異常な乾燥などのマイアス面がるためメリットよりもデメリットが大きいと考えられています。
- 未成年でも手術は受けられますか?
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未成年でも受けられます。その場合、必ず保護者様の承認書が必要となります。手術をご希望の場合は必ず承諾書をご持参いただくか、保護者様同伴でご来院ください。